トヨタ TS010 #36 SWC 1991 オートポリス
こんばんは、こっくりです。
最近スパークのリリースするスピードヤバくないですか?
ハイクオリティな43モデルを隔週のミニカー雑誌みたいにポンポンリリースしてますよね(笑)
世間はウイルス騒ぎで工場止まったりするのはしかたないにしろ・・・スパークもといMINIMAXの工場は大丈夫なのだろうか・・・!?
ともあれ、リリースしてくれるのは嬉しい!
今回の入荷はLMP2とGTマシンで合計3台ポチらせてもらいました、届くのが楽しみだな〜。
さて、3連続ダラーラで気が済んだのでいよいよ他の車種を紹介していこうと思いますぞ。
こちらはスパークよりリリースされましたTS010です。
まさかの1991年SWCのオートポリス仕様を出してくるとは・・・、これまでTS010は粘土細工みたいなアルナージュから低価格ハイクオリティーなhpiまでいろいろありましたしル・マン仕様に至ってはスパークもリリースしてました。
しかしッ!
このオートポリス仕様だけはどこも手をつけてなかったんですよね、さすがスパークやで!
TS010は私の中では極めて美しいと思えるマシンの1台です、曲線美がたまらねぇ。
攻撃的で鋭利さも感じさせるデザインはまさに地上の戦闘機という雰囲気を感じさせます、当時のグループCではよくあるヘッドライトレスのカウルも最高にクールですね。
スプリント仕様では付いてたり付いてなかったりするフォグもきっちり押さえてくるスパークさん流石っす、hpiのスプリント仕様も持ってますけどどっちもかっこいい、スパークのが顔つきがキリッとしてるかな?
個人的な評価ではスパークのがミニカーとしては格好良いんだけどhpiのが実物に近いような気がする、まぁhpiではオートポリス仕様は出てないのでスパーク一択なんですけどね!(笑)
フロントカウルからサイドポンツーンそしてリアカウルへと繋がるラインがめっちゃ綺麗だと思いません?
デンソーカラーがそれを引き立てています、やはりトヨタのマシンとデンソーカラーって切っても切れない関係にありますよね(笑)
リアカウルは当時懐かしのスパッツ装備、リアタイヤを覆うただの板切れではありますがストレートでのドラッグを低減してストレートスピードを伸ばせるパーツの為、当時は装着しているCカーが多かったですよね、ちょっと年代が違うけど市販車だとホンダのインサイトとか。
92年SWC仕様との違いはフロントカウルのエアダクトでしょうかね、4つ穴。
フロントフェンダーにも魚のエラのようにルーバーがあるのですが、流石に1/43で穴を通すのは厳しかったかな(笑)
後ろ側から。
ぐぐっと下ったリアフェンダーからそびえ立つ双葉翼が迫力ありますね、この形式のウイングは新規定マシンのトレードマークだったと思います。
相も変わらずスパッツの存在は今から見ると異彩を放つ装備だなぁ・・・と、ええ、大好きですとも!
こちらが新規定マシンのおっきなリアウイング、TS010の物は当時としては3.9トンを誇る高いダウンフォースを誇っていたとか。
ともかく、プロトタイプカーの存在感のあるウイングってめちゃくちゃかっこいいよね、スパークのリアウイングはステーがエッチングパーツなので取り扱いには注意。
上からです、もうなんかデンソーカラーのパターンが似合いすぎててもはやエ○い。
TS010は本当にかっこいいマシンだなぁ、まだ残ってるとこがあるのならば是非ともオススメしたい一台です。
ちなみにデンソーは車の電装パーツを主に扱ってる企業で、名前のまんまですね(笑)
モータースポーツでも数多くのマシンのタイトルスポンサーとなっていたりと国内では見る機会が非常に多いカラーリングです。
1991年、プジョーやジャガー、メルセデスを筆頭にグループCレースは新時代を迎えマシンはこれまでターボ車が主流だったものがところ変わってNAエンジンが主役となりました。
トヨタはこれまだ○○C-Vと名のついたターボマシンで国内外のCカーレースで活躍してきましたが、この新規定を受け91年シーズンは参戦しない変わりにTS(トヨタ・スポーツ)010の開発に乗り出し、TRDが主導でそこへトニー・サウスゲートが合流する形でTS010は世に送り出されました。
TS010は、ロードラック・ハイダウンフォースを目指して設計されマシン内部はウイングカー構想とし、特徴的な双葉式の大型リアスポイラーはSWCで活躍するジャガーXJR-14からアイデアを得て制作、これにより300km以上を発揮できるストレートではダウンフォース量は3.9-4トン近く出せるようになり、最高速性能も勿論、ドッグファイトにも強いマシンとして設計されました。
こうしてTS010は完成し、本番となる92年シーズンに備えて完熟を進めるところではありましたがSWCの最終戦オートポリスに参戦台数の不足を補う為の特例マシンとしてエントリー、まさかの91年中に実戦を経験する機会に恵まれました。
予選からTS010は参加し、ポジションはフル参戦中のジャガー、メルセデス、プジョーに割って入り5位を獲得、決勝ではフル参戦組に対して少々劣勢な面も見られたがアンディー・ウォレスのドライブ中に周回遅れではあるもののC291と互角に渡り合うシーンやロードラックの設計が幸いしスリップに付かれてもそのまま引き剥がしてしまうシーンも見せ、トヨタのファンの期待を大いに湧かせる活躍をみせ6位で完走しこのデータを手に来季へ挑むのでした。
ダラーラ P217 #29 2019 ル・マン
こんばんは、こっくりです。
お暇生活3日目、気楽ではないけど気楽にぐだぐだヒッキーできる生活、好きなことをやれる時間がタンマリあるっていいなぁ・・・(笑)
あとは・・・レースさえあればッ・・・!!
さてさて、前置きは短く今日も楽しくダラーラを紹介していきましょうね〜(笑) 今日は2019年仕様のヤツだよ、かっこいいぞ!
こちらはスパークより発売されました2019年仕様のダラーラ P217です、チームは勿論こっくりが激推ししてるレーシングチーム ネダーランド!
スーパーシーズン最後のル・マンという事で思い切ってカラーリングをチェンジしてきています、それも以前F1に参戦していたミナルディ M192をインスパイアしたものであり・・・ってかこれめちゃくちゃかっこよくないですか?
そもそもネダーランドのチームエンブレムはミナルディを参考にしたデザインであり今回のM192カラーもミナルディから好意的に受け止められていましたね、というかコネクションがあるんだっけか。
シーズン中である為、マシン自体は2018年のル・マンに参戦したものと同一で目を引くのはやはり前述した通り、そのペイントでしょう!
フロントは谷間からフェンダーに至るまで黒となりノーズが目立つ様になってますね、遠目から見たらF1っぽくないかな?
カナードが黄色なのはおそらくM192のフロントウイングのカラーかな。
ライト周りも黒、しかもつや消しなので目元がググッと引き締まってますし、黄色いカナードが存在感を放つようになったので良いオシャレポイント。
実はこれまで艶有りだった黄色部分もつや消しになっていてこれがまたかっこいいんだナァ...!ハァ
全体的に艶消しになり照明の照り返しが少ないのでこれまた2017・2018年仕様の記事の写真とは一風違った様に見えませんか?
ホイールの存在感がヤベェ!もうこれはカッコイイ以外感想が思いつかない。
ボディ中央に白のラインが入ったので後ろから見ると余計にニューマンorタカQっぽくなってない?(笑)
ちなみにJUMBOのマーキングにシャドウの部分が増えました、黄色ベースに白文字は溶け込んで見にくくなるのが常識ではありますけどこちらはとても見やすい、イコールカッコイイ。
カッコイイしか言ってないな・・・?(笑)
上面は2018年仕様と2019年仕様の比較で!
18年のはツヤテカ、19年のは渋いマット仕上げ、みんなはどっちがお好き?
上から見ると、F1らしいシルエットが浮かび上がってる雰囲気がありますねー・・・まぁフロントウイングはどうしようもないのでカナードでそれっぽい雰囲気を出してるのはいい落しどころだと思います。
F1のモデルは集めていませんけどもこういうの見てるとミナルディ M191が欲しくなりますね、是非ともダラーラの隣に添えてあげたい。
スパークもPMAもどこも作っちゃいないけどな!
タメオっていうキットモデルでなら見かけた事があるけど価格も敷居も高いナー。
2017年のELMS開幕からダラーラユーザーとして活躍してきたレーシングチーム ネダーランドは2018年より世界戦へと転向し、前代未聞のル・マンが2回あるシーズンとなった2018-19年の最終戦ル・マン24時間レースではパイプを持つミナルディが過去にF1に投入していたM191のカラーリングを落とし込んだものであり、多くの注目を浴びていました。
更にヤン・ラマースが一線を退き後任としてF2などで活躍若手のエース、ニック・デ・フリーズが仲間入りし、チームとしての戦闘力は飛躍的に上昇しこれまで上位陣に犇めくオレカ勢の牙城を崩すなどこれまでには無いような活躍を見せ、季節に見合わず雪と豪雨に見舞われた前哨戦のスパではあまりのペースにLMP1マシンの頭を抑えて走って
しまうほどでした、しかしGTマシンとの接触によりペナルティを受けリザルトは沈んでしまったもののその戦闘力の高さはル・マンへの期待に直結するものでした。
「ダラーラであることはハンデだ」そんな事を日本の実況・解説陣に言われていたネダーランドですが、予選はクラス8位を獲得しオレカやリジェが強敵として立ちはだかるものの、ロケットスタートを得意とするギド・ヴァン・デル・ガルデによりレースが1時間が経過する頃には2位争いを展開するTDSとGドライブに割って入り驚異的な追い上げとバトルを展開、その後も一線級の力を持つドラゴンスピード等のオレカを使用する強豪チームと互角かそれ以上のバトルを繰り広げていましたが、3時間が経過し天候が晴れ始めた頃に右のリアがバースト、軽度ではあるものの損傷を負いポジションを落としてしまう事となりました。
クラス15位までポジションを落としてしまったもののネダーランドは無事コースへ復帰、順調に走行を再開しますがレースも終盤残り3時間ほどとなった頃に大事件が発生。
アルナージュコーナーの入口付近でマシンが姿勢を乱しタイヤバリアに激しく激突してしまいます。
ドライブしていたニック・デ・フリーズにより応急処置により再度走行は可能となりマシンは無事ピットレーンまで到達します。
画像の通り、フロントセクションは大破しフェンダーは見る影もなく吹き飛びタイヤはあさっての方向を向いてしまっています、それにも関わらずダラーラ P217は潰れたパーツを切除する程度の応急処置によりピットへ帰還を果たしました。
ノーズに設けられたクラッシャブルストラクチャーの形がまるまる残ってるのが凄い。
コックピットから降りてきたニック・デ・フリーズをチームメイトのフリッツ・バン・イアード社長とギド・ヴァン・デル・ガルデが迎えます。
マシンはすぐさまガレージに運び込まれ破損箇所の確認と交換パーツの用意が進められます、この時は誰もがダメだと思っていましたが・・・。
修復開始から1時間とちょっとでマシンはほぼ元通りに復元、残り2時間と迫ろうとする頃にはコースに復帰を果たし、上位争いは絶望となりながらも完走を目指して走り続けます。
しかし22時間以上もマシンが走り続けデブリだらけとなったコース上で破片を拾い左のリアがバースト、不幸中の幸いにもトレッドが剥がれただけでマシンにダメージを負う事は無く、交換のみで再びコースイン。
ネダーランドは24時間を完走しリザルトは総合26位となるもののバトル有り、修復劇有りと耐久レースには欠かせないドラマを演出しネダーランドはスーパーシーズンを戦い抜きました。
翌年からは有力チームであるTDSレーシングと組むことになり、伴ってマシンもダラーラ P217からオレカ07へとスイッチが決定、ネダーランドのダラーラ P217は約3年近いレース活動に幕を下ろす事になりました。
現在ではオランダのモータースポーツ系のトーク番組等でドライバーと共に度々登場し母国のイベントでは歴代のネダーランドのマシンと共に展示されたりと余生を送っているそうです。
ダラーラ P217 #29 2018 ル・マン
こんにちは、こっくりです。
休業にてお暇生活2日目、世間はコロナで大忙しですが皆はいかがお過ごし?
本来ならば今はシーズンが始まり世界的にモータースポーツがアツアツになってる所ですがアツアツになってるのはまさかのコロナの方とは・・・いやはや。
まぁ、私も仕事でカツカツではあったので不謹慎かもしれませんがこの2週間の休業でじっくり身体も精神も休めそうなのでなんだか安心しちゃいますねー。
さて、しんみりした前置きはこのへんで今日もバリッバリのイケメンを紹介しますぜ!
第二号はコイツだ!
こちらはスパークよりリリースされましたダラーラ P217の2018年仕様になります。
前回と同じくル・マンに参戦したレーシングチーム ネダーランドのマシンで、カラーリングに黒の部分が増えたのでだいぶ引き締まった印象となりました、かっこいいなぁ!
ちなみにグループC時代からのレジェンドことヤン・ラマースが最後にドライブしたル・マン参戦車両でもあります、メモリアル的なマシンでもありますね。
前年の整った顔つきに比べてとにかく特徴的な進化を遂げたローダウンフォース仕様です、昔のマシンアプローチでは考えられなかった楔形とは真逆の断崖絶壁顔、切り立ったフロントカウルは昔のマシン設計者が見たら苦笑いしてしまうんじゃないでしょうか?(笑)
ヘッドライトは縦に小さく横幅になりましたね、灯数は少なくなってるっぽいけど光量はどんなものなのでしょうか?
目つきが変わってキリッとしたので表情はスマートになりましたね、イケてない?
ノーズ脇を通ってる黒のラインが良いアクセントになっていてとてもスマート、ちょっとふっくらした面構えにカナードがオシャレアイテム。
フロントが伸びたので2017年仕様に比べてマシンの全長が伸びたように見えますね、実際はアンダーパネルの全長は規定により同じなので長くなったワケではないのですが・・・(笑)
こっちのがスラリとしてて綺麗だよね。
2018年モデルはサイドポンツーンの形状は結構手が入ってます、前年のル・マンでは同じくダラーラを扱うチェティラ・ウィルボア・コルサが最高速341.3kmを発揮、ダラーラは直線番長だったのですが伴ってダウンフォースが不足していたそうです、現地にてハイダウンフォースのキットも持ち込んでいろいろテストしていたようですが・・・。
話は戻って2018年型はエラのデザインが変更され、サイドポンツーンの下部に空気の通り道となるルーバーが設けられています、相変わらず綺麗なデザインのリアフェンダーも先っぽに金網が付き空気をより多く取り入れられる様になってますね。
そういえば2018年よりホイールが金色に変更され、タイヤもダンロップからミシュランに変更となりましたね。
個人的には黒いホイールが黄色いボディに対してとても引き締まった印象を与えスマートでカッコイイなーって思っていたのですがこちらはこちらで存在感があるのでお似合いのチョイスですね。
ミシュランのタイヤレターがかっこいい・・・というかデザインがレースカーに似合いすぎててこちらも素晴らしい、万能タイヤレターだなぁ。
18年ではリアが白に仕切られた黒でペイントされていて・・・イメージといえば昔グループCで活躍していたニューマンとかタカQカラーみたいな感じ?
黄色と黒の面積を程よく分け合っているので非常にかっこいい。
キャビンの形状は前年に引き続き雫型、ただしアンテナ類の配置が変更になってます。
上から見るとディフューザーに対してフロントカウルがかなり伸びてるのが分かりますね、特徴的な船底型のフロントフェンダーの曲線美ったら・・・前回も言ったけどダラーラのデザインは素晴らしい!
タイトルスポンサーのJUMBOスーパーマーケットのロゴがスキあらば配置され、強く主張されています、タイトルなんだからね・・・こうでなくっちゃ!
ん?昨日も言ったっけ。
WECは2018-19を跨ぐスーパーシーズンとなり、それまでELMS等の一部地域でのレースに参戦していたネダーランドは晴れて世界戦へと歩みを進めたのでした。
新たにギド・ヴァン・デル・ガルデを迎え、3人体制になり世界を舞台にLMP2を席巻しつつあるオレカ勢へと戦いを挑むのでした。
開幕戦となったスパ6時間レースではギド・ヴァン・デル・ガルデによる驚異的なオーバーテイクショーから始まり他車を圧倒、しかしオルタネーターのトラブルにより勝負権は失ってしまいます。
そして迎えた2018年のル・マンでは新型のローダウンフォース仕様のキットが与えられ、楔形のオレカ07が大半を占める中ダラーラ P217は異彩中の異彩を放っていました。
ネダーランドは予選23位(クラス13位)からスタートし決勝は総合11位(クラス7位)とダラーラ勢では最上位まで上り詰め、夜間走行中にエキゾーストにゴミが付着し派手に火が出たりもしたが無事に完走。クラス7位という成績はブロンズドライバーが2人居るチームとしては贔屓目を差し引いても大健闘したと言えるでしょう。
更に、62歳という年齢にも関わらずプロトタイプカーを操り続けたヤン・ラマースの一線を退くレースでもあり完走を遂げたという意味はいろいろと重要だったと思います。
ダラーラ P217 #29 2017 ル・マン
こんにちは、こんばんは。
初めまして、ミニカーブログ"Garage Fox"を作りましたこっくりです。
ん・・・?
どっかで見た事あるって? ハハハ、冗談でしょ〜(笑)
さて、なんやかんやでツイッターでのミニカーブログが面白そうだったしコロナの影響で仕事も休業となってしまったので、これいい機会に初の記事を投下する事にしました! 皆も体調には気をつけるんだぜ?
ではでは本題に入りましょう!
記念すべきポールポジションはやっぱりコレ!
スパークよりリリースされたダラーラ P217、私が最も愛するプロトタイプカーです。
こちらは2017年にELMSからル・マン24時間レースに参戦したレーシングチーム ネダーランドの使用するマシンになります。
ちなみにマシン各部に貼られている"JUMBO"はオーナードライバーのフリッツ・バン・イヤード氏の経営するスーパーマーケットの名前。
もともとワークスメインでLMP2にはそこまで興味を惹かれていなかったのですが、このフロントの整ったハンサムな顔たちに惚れた上、ネダーランドのカラーリングがとってもストライクだったので一目惚れしました、いや〜カッコイイなぁ。
リリースされるまで1年近くかそれ以上かかってましたがナイスなクオリティで世に送り出してくれたスパークには感謝です。
低く構えたフロントに湾曲したアンダーパネル、レーザーライトとLEDを複合させたヘッドライトなど、細かいところまでしかと再現されていますね、かっこいい!
ネダーランドのカラーだと分かりにくいですが、フロントカウルに開けられた小さなエアダクトにもちゃんとエッチングパーツで金網が装着されています。
鼻先のちっこいネダーランドのマーキングもデカールにて再現、いやはや言われなきゃ気がつかないんじゃなかろうか?(笑)
弾丸の様にフロントを絞り込んだオレカ07、空気を多く取り入れダウンフォースを稼ぐリジェ JS P217に比べるとダラーラ P217は結構・・・というかかなりシンプルな感じに纏まってます、特徴が少ないかな? だがそれが良いんだ!
シンプルだが"カッコイイ"が詰まった前後フェンダー達。
タイヤハウスの後方がトンネル状になっており内部の空気を流す形ですね、空気はサイドポンツーンのエラも通し排出されています。
リアフェンダーの形状が綺麗な事よ・・・お尻は箱型が一番かっこいいですね(笑)
ホイールが黒なのでちょっと写真が撮りづらいか・・・? まだまだ未熟なり(笑)
ネダーランドのマシンカラーが黄色なのでダンロップ時代のタイヤレターがすごく似合ってますよね、良いアクセントになってます。
ホイールナットの脇にはOZのデカールもちゃんと貼られていますね、細かく仕上げてくるスパークさん流石っす、惚れる(笑)
ああ、タイヤの角度がちょーっとだけおかしいですね、まぁ個体差はスパークにはよくある事だし私的にはそこまで気にしてないポイント(笑)
リアは箱型のフェンダーがドカッとくっついてるだけの至ってシンプルなデザイン、サイドポンツーンからリアフェンダーへのボディラインはもはや芸術的だろうさ!
マシンのラインが分かりやすい17年のネダーランドカラーは写真映えしますねー。
キャビン周りは雫型で戦闘機の風防を思わせますね、10年以降のプロトタイプカーはフロントウインドウが平面になってるマシンが居たりで個性派がちらほら出てきましたよね、個人的には雫型のキリッと引き締まった形が好きです。
上から見ると・・・ほら、綺麗だろ・・・?
ダラーラは角と丸の使い方が本当に素晴らしいと思うんです、フロント周りは丸が多くてリアに向かうに連れて自然と角が多くなる、その変化に不自然さが無い。
まぁ、私の贔屓目が炸裂しまくってるでしょうけど、控えめに言ってかっこいいでしょ?
タイトルスポンサーのJUMBOが堂々と貼られているのも個人的に高いポイントです、タイトルなんだからね、でかくなきゃ!
17年よりLMP2は新時代を迎え、メーカーはオレカ、リジェ、ダラーラ、ライリーの4社が選定され、エンジンはギブソンGK428の一択という激戦のLMP2の戦いを更に激しくさせる新規定が生まれ、その規定に対応すべくダラーラが送り出したのがこのダラーラ P217でした。
LMP2にはコストキャップルールがあり、メーカーが開発に掛ける事ができる資金に上限を設けプライベーターが手出ししやすくするというものでそのルールにベストマッチしていたのがオレカであり、新規定のLMP2マシンがサーキットに並べられるとオレカが大半・・・現に世界戦のWECではLMP2は実質オレカのワンメイクバトルとなっており、ダラーラはELMSでのみ観る事のできたマシンでした。
年に一度の耐久祭りたるル・マンではWEC参戦チームは勿論、ELMSからも多くのLMP2のチームが参戦しており、ネダーランドもダラーラ勢の一角として17年のル・マンに挑みました。
17年のル・マンと言えばLMP1の全車にトラブルが襲い掛かり、あわやLMP2のマシンが総合優勝するのでは!?・・・という荒れた展開となったレースで脱落者が増えていく中、ネダーランドは予選23位(クラス17位)からスタートし総合13位(クラス12位)にて完走を果たしました。