ダラーラ P217 #29 2018 ル・マン
こんにちは、こっくりです。
休業にてお暇生活2日目、世間はコロナで大忙しですが皆はいかがお過ごし?
本来ならば今はシーズンが始まり世界的にモータースポーツがアツアツになってる所ですがアツアツになってるのはまさかのコロナの方とは・・・いやはや。
まぁ、私も仕事でカツカツではあったので不謹慎かもしれませんがこの2週間の休業でじっくり身体も精神も休めそうなのでなんだか安心しちゃいますねー。
さて、しんみりした前置きはこのへんで今日もバリッバリのイケメンを紹介しますぜ!
第二号はコイツだ!
こちらはスパークよりリリースされましたダラーラ P217の2018年仕様になります。
前回と同じくル・マンに参戦したレーシングチーム ネダーランドのマシンで、カラーリングに黒の部分が増えたのでだいぶ引き締まった印象となりました、かっこいいなぁ!
ちなみにグループC時代からのレジェンドことヤン・ラマースが最後にドライブしたル・マン参戦車両でもあります、メモリアル的なマシンでもありますね。
前年の整った顔つきに比べてとにかく特徴的な進化を遂げたローダウンフォース仕様です、昔のマシンアプローチでは考えられなかった楔形とは真逆の断崖絶壁顔、切り立ったフロントカウルは昔のマシン設計者が見たら苦笑いしてしまうんじゃないでしょうか?(笑)
ヘッドライトは縦に小さく横幅になりましたね、灯数は少なくなってるっぽいけど光量はどんなものなのでしょうか?
目つきが変わってキリッとしたので表情はスマートになりましたね、イケてない?
ノーズ脇を通ってる黒のラインが良いアクセントになっていてとてもスマート、ちょっとふっくらした面構えにカナードがオシャレアイテム。
フロントが伸びたので2017年仕様に比べてマシンの全長が伸びたように見えますね、実際はアンダーパネルの全長は規定により同じなので長くなったワケではないのですが・・・(笑)
こっちのがスラリとしてて綺麗だよね。
2018年モデルはサイドポンツーンの形状は結構手が入ってます、前年のル・マンでは同じくダラーラを扱うチェティラ・ウィルボア・コルサが最高速341.3kmを発揮、ダラーラは直線番長だったのですが伴ってダウンフォースが不足していたそうです、現地にてハイダウンフォースのキットも持ち込んでいろいろテストしていたようですが・・・。
話は戻って2018年型はエラのデザインが変更され、サイドポンツーンの下部に空気の通り道となるルーバーが設けられています、相変わらず綺麗なデザインのリアフェンダーも先っぽに金網が付き空気をより多く取り入れられる様になってますね。
そういえば2018年よりホイールが金色に変更され、タイヤもダンロップからミシュランに変更となりましたね。
個人的には黒いホイールが黄色いボディに対してとても引き締まった印象を与えスマートでカッコイイなーって思っていたのですがこちらはこちらで存在感があるのでお似合いのチョイスですね。
ミシュランのタイヤレターがかっこいい・・・というかデザインがレースカーに似合いすぎててこちらも素晴らしい、万能タイヤレターだなぁ。
18年ではリアが白に仕切られた黒でペイントされていて・・・イメージといえば昔グループCで活躍していたニューマンとかタカQカラーみたいな感じ?
黄色と黒の面積を程よく分け合っているので非常にかっこいい。
キャビンの形状は前年に引き続き雫型、ただしアンテナ類の配置が変更になってます。
上から見るとディフューザーに対してフロントカウルがかなり伸びてるのが分かりますね、特徴的な船底型のフロントフェンダーの曲線美ったら・・・前回も言ったけどダラーラのデザインは素晴らしい!
タイトルスポンサーのJUMBOスーパーマーケットのロゴがスキあらば配置され、強く主張されています、タイトルなんだからね・・・こうでなくっちゃ!
ん?昨日も言ったっけ。
WECは2018-19を跨ぐスーパーシーズンとなり、それまでELMS等の一部地域でのレースに参戦していたネダーランドは晴れて世界戦へと歩みを進めたのでした。
新たにギド・ヴァン・デル・ガルデを迎え、3人体制になり世界を舞台にLMP2を席巻しつつあるオレカ勢へと戦いを挑むのでした。
開幕戦となったスパ6時間レースではギド・ヴァン・デル・ガルデによる驚異的なオーバーテイクショーから始まり他車を圧倒、しかしオルタネーターのトラブルにより勝負権は失ってしまいます。
そして迎えた2018年のル・マンでは新型のローダウンフォース仕様のキットが与えられ、楔形のオレカ07が大半を占める中ダラーラ P217は異彩中の異彩を放っていました。
ネダーランドは予選23位(クラス13位)からスタートし決勝は総合11位(クラス7位)とダラーラ勢では最上位まで上り詰め、夜間走行中にエキゾーストにゴミが付着し派手に火が出たりもしたが無事に完走。クラス7位という成績はブロンズドライバーが2人居るチームとしては贔屓目を差し引いても大健闘したと言えるでしょう。
更に、62歳という年齢にも関わらずプロトタイプカーを操り続けたヤン・ラマースの一線を退くレースでもあり完走を遂げたという意味はいろいろと重要だったと思います。