メルセデス AMG GT3 #00 Test 2019 スパ
こんばんは、こっくりです。
5日ぶりの登場です、まぁ仕事が始まったのでどの時間に更新していこうかな?って考えてたらいつのまにか日にちが経ってしまったのですが....(笑)
そういえば、前回・前々回のポルシェは初めてブログで紹介するGTマシンだったなぁ、前世はプロトタイプカーオンリーだったので・・・まぁ、GTカーに関してはそこまで詳しくないのでぼちぼち調べながら記事をカタカタ書いてるわけですが(笑)
さてさて、昨日ツイッターで次の記事は何にしようか?って投票でGTマシンがぶっちぎりで多かったので今日はコレ!
こちらはスパークが製作したグッドスマイルレーシング特注品のAMG GT3です、グッドスマイルレーシングが2019年にスパ・フランコルシャン 24時間耐久レースにエントリーしたマシンです。
例のごとし痛車、しかも00号車のテストカーはいつもの初音ミクでは無くFate仕様というこれまでには無いカラーリングです。
フロント周り。
AMG GT3はロングノーズ、ショートデッキのボディスタイルだし細かいエアダクトなどが散りばめられていないので現行のGT3マシンの中で痛車のベースとしては最高かもしれませんね、ボンネットのど真ん中にデカデカと貼られたキャラクターが存在感あって良いですね。
そして左右のカナードには国旗のペイントが施されています。
右は日本チームである事、左はスパ24時間レースの開催国であるベルギーの国旗ですね、WEC等でもレベリオンやハイクラスがカナードに国旗のペイントをしていましたし最近のレーシングカーのファッション的なカラーリングですよね。
ボンネットにはアルトリア・ペンドラゴンかな、Fate/stay nightを始め様々なFate作品に登場している主役級のサーヴァントですね、私はFGOとアニメ作品をちょこっと程度齧ってるぐらいなので多くは語れません、残念ッ!
サイドより。
タイヤレターが無いのはこのFate仕様が最初に公開された時の仕様だからかな? テスト走行に出たときはピレリのタイヤレターが入ってましたよね。
左側には遠坂リン・・・だったっけ?
Fate/EXTRA Last Encoreで見かけたなー程度に覚えてます(笑)
確か色んな作品に出てたはずなのでこちらも主役級のキャラクターなのでしょう、まだまだ勉強不足だ。
カラーリングは白・赤・金というゴージャスで高級感のあるカラーリング、サイドスカートに書いてある白文字のFateって文字は書体がとっても普通な感じでちょっと浮き気味(笑)
AMG GT3は緩く下ったルーフラインで小さくまとまったリア周り、そこからドカッと装備された大型のリアウイングが非常にスタイリッシュでかっこいい、見た目ならば現行GT3マシンの中で一番好きです、そりゃもうゾッコン。
右側の赤い人は誰だろう?
赤い金髪だからFate/EXTRAで登場するネロ・クラウディウスだろうか?
スパークのデカールは印刷も綺麗だし品質がいいね、グッドスマイルレーシング特注品では他の仕様のAMGがミニチャンプスの製作で出されましたがデカール品質がどうもイマイチな印象でした。
リアウイングの翼端板にはアセットコルサのステッカーが、コンペティションはブランパンシリーズをゲーム化したもので現在もパッチによって新車が増えてるそうですね。
後にはPS4でもリリースされるそうなので是非ともプレイしてみたいですねー。
どうよ?
上からみたらボンネットに貼られたアルトリアの存在感がすごい、痛車はこうじゃなきゃね! ロングノーズ・ショートデッキ故にボンネットがとても大型だしエアダクトも中央にでっかいのがあるぐらいなのでベースとしては最高じゃないかしらね。
2019年、国内のスーパーGTのみならず海外でも活躍するグッドスマイルレーシングはこれまで幾度かチャレンジしてきた世界三大耐久レースの一つと数えられるスパ・フランコルシャン 24時間レースへの再挑戦を決め、同じくメルセデス AMG GT3を使用する最強格チームのブラックファルコンとのジョイントという必勝態勢が敷かれAMG勢の主力の1台として投入されました。
グッドスマイルレーシングはこれまでスーパーGT、スパ24時間、鈴鹿10時間等ボーカロイドの初音ミクをメインとした痛車にてレース参戦するチームとして注目を浴びておりファンも多くスパでの再戦は期待と注目が集められました。
公開された2019年仕様のAMG GT3はなんとこれまで使用されてきた初音ミクではなくTYPE-MOONとのコラボレーションという事でFateシリーズに登場するキャラクターが使用されたFateシリーズ15周年記念のカラーリングでありこれまたファンを驚かせ、ドライバーには長年グッドスマイルレーシングのドライバーを務めてきた谷口、片岡と三人目にはブラックファルコンにてニュルブルクリンク24時間をも制した経験のあるアダム・クリストドーロウが起用され、チーム体制は磐石なものに近づけられました。
7月上旬に開催されるスパ24時間レースのテスト走行日を迎えFateカラーとなったAMG GT3はコースに旅立っていくも00号車はリア側からタイヤバリアに激しくクラッシュし大破し、00号車はテスト走行を終えてしまう事となります。
しかし、ジョイントしているブラックファルコンが代車を用意、更にこの後は誰もが予想しなかった展開が起こります。
まさかの僚機となる4、6号車までもが痛車化。
ポルシェ 911 RSR #92 2018 ル・マン
こんばんは、こっくりです。
俺のGWが死んでいく・・・!
ってな感じで夏休み明け直前の学生気分を久方ぶりぐらいに味わっております、なんというか仕事したくねぇぇぇぇぇ!って感じ。
そういえばスパークの新しいリリースがもう間近なようですね、ckにキーティングのフォードGTとか入荷してましたし・・・いやぁ、頑張るなぁ・・・どこぞの静岡のメーカーなんて何かリリースしましたっけ?
この差はなんなんだろなぁ〜。
さてさて、昨日は2018年ル・マンの91号車を紹介したので今日はその僚機で!
こちらも前回の記事と同じくスパークより発売されましたポルシェ 911 RSRです、こちらもWECフル参戦組で91号車と共に92号のナンバーで投入されています。
2018年のル・マンでは91号車がロスマンズ(風)カラーに対して92号車はピンクピッグカラーとなりました、どちらもポルシェの人気があり歴史的なカラーですよね。
このピンクピッグのポルシェもいろんなショップでだいぶ長い事取り残されてたよなぁ〜・・・・(笑)
基本的な特徴は前回紹介したポルシェ 911 RSRと同じですね、カラーリングが大幅に違うってだけです。
しかし、こうもロスマンズ(風)カラーと雰囲気が違うとはねぇ・・・やはりカラーリングって大事だし、コレクターとしてもここまで違いがあると財布が緩みますね。
そういえば発売当初、ピンクの濃度がサンプルより濃くなってると一部言われていましたけど実際どうなんでしょうかね、私は濃い目のが好きかな〜。
明るいカラーの車体に黒いBBSホイールがよく似合ってます、この手の色に黒いメッシュホイールは非常に良く似合いますね、足回りがぐぐっと引き締まってスマートな印象になります。
ホイールが黒だとリムに貼られたBBSのデカールがわかりやすくなりますね、同じくタイヤレターもね。
リア周りも基本的なディティールは同じです。
凶悪な存在感を放つリアディフューザーはいつ眺めても楽しい、ポルシェのリアのダウンフォース不足を解消する為のキーアイテムだったものなので皆もよく見てあげてね!
サイドミラーにはロスマンズ(風)ポルシェと同じくpとdを組み合わせたロゴが貼られています、おしゃれだよねコレ。
ちなみに、ボディの至るところに書かれている文字は豚の部位をドイツ語にしたもの、肉屋とかで貼られてたりする肉の部位的なやつですね。
マシンの至るところにぎっちり書かれていて耳なし芳一状態、私のはサイドミラーが健在なので耳ありポル一ですな。
2018年、ポルシェ70周年を迎えた記念にWECにフル参戦している91号車、92号車にそれぞれ、ポルシェ956/962で長く使われたロスマンズ・ロイヤルカラーとポルシェ917/20で使われていたピンクピッグカラーが施され、話題と注目を集めていました。
更にポルシェは北米方面で活躍するIMSAの部隊を招集しWECでは初となるポルシェワークスの4台体制でGTEに挑み、91号車が予選よりポールポジションを獲得しピンク色の派手な92号車はそれに続いて2位のグリッドを獲得、GTEはポルシェはフロントロー独占に成功し、ポルシェの2台は決勝でも24時間通して快走を見せ最終的に92号車がスーパーシーズン1回目のル・マンのクラス優勝を飾り、ポルシェはこの2018年ル・マンからビッグレースではレトロリバリーでの参戦に力を入れ始め、後にコカ・コーラやブルモスと言ったカラーリングが復活していくのでした。
さて、本来ならここで記事は切り上げなのですが昨日の記事を見て頂いてツイッターのフォロワーさんからステキなロスマンズカスタムの写真を頂き掲載の許可をもらったので載せますね。
なお、私はチキンすぎて未だに1台もデカールを貼ってません!(笑)
ジャガー XJR-14とかのっぺらぼうだったしね。
ポルシェ 911 RSR #91 2018 ル・マン
こんばんは、こっくりです。
本来はGW休みなぞ無い職に就いているのですが、まさかのお休み要請によりGW休みゲットですよ(笑)
なんか、復帰したときにちゃんと仕事できんのか心配ですよねー・・・コロナの影響でレースもほぼ無いけどいざレースウィークが帰ってきたぜ!ってなったらレーサーの人たちも同じような不安を抱くことってあるのだろうか?
さてさて、今日はこちらで!
こちらはスパークよりリリースされました2018年のル・マンに投入されたポルシェのワークスマシンです。
なんとなんとル・マンに送り出された91号車は82年よりポルシェ神話の基盤を作り出したであろうロスマンズ風カラーでした、ちなみに相方の92号車はみんな大好きピンクピッグ。
しかし、ワークスポルシェはいつも大人気モデルになって入手が大変・・・かと思いきやロスマンズ風はそんなこともなくちらほら特価扱いになってるとこもある始末で・・・あれれ??
フロント周り。
カラーパターンは当時グループCで活躍したポルシェ956や962をそのままブッ込んだぜって感じですね、GTマシンとプロトタイプカーではボディラインが全然違うから落とし込むのも大変だろうけどここまで再現するのは見事、スパークも遺憾無くクオリティを発揮してきていると思います。
911RSRはボンネットに給油口があるのでゼッケンの位置がちょっと残念かなぁー、詰め込みすぎな感じがしません?
あとゼッケンの角度は水平にしてほしかった!(笑)
下のポルシェのロゴが水平なので少しだけ違和感を感じちゃいますよね、まぁそんなの些細な問題でそれを上回るかっこよさがこのモデルにゃあるのですが。
ボンネットの右端にはポルシェの70周年を記念してだったかジャッキー・イクスだったかデレック・ベルがサインを入れてます、どっちだっけ?
フロントバンパーにはポルシェの70周年を記念するデカールが。
突き出たアンダーパネルに小型のカナードが丸みを帯びたポルシェの顔によく似合っててグッと引き締まった雰囲気を出していますね。
サイドミラーの上部にはポルシェデザインの頭文字(p、d)を合体させたロゴが貼られています、実は最初これなんのマークか分からなくてコーションマークの新種かと思ってたのは内緒だぞ!
ポルシェの997的なまん丸ヘッドライト、中は4灯ぐらいになってたんだったかな。
めちゃくちゃ明るそうですよね、耐久レースを走るマシンの灯火類の光度は半端じゃないらしく後ろを走られるとはた迷惑なのだとか。
君の事だよアウディ!!
側面です、最近のGT3やGTEのマシンはホイールが黒い事が大半なのですがこの91号車は真っ白です。
これはホイールキャップの色ってことかな?私的には黒だと尚似合いそうだなーとも思いましたが白も白で存在感があって良いですね。
反面、ドア近辺はステッカー類がほとんど無くてなんだか寂しい印象、ついついロスマンズのデカールとか貼りたくなっちゃいますよね(笑)
・・・というか、そういうカスタムをしている方は沢山居るそうな。
ホイールナットの塗り分けがとても細かい、頑張ってるなー。
リアも同じく!
そしてリアのホイールにはリム部分にBBSのデカールが貼られています、メッシュタイプのホイールで有名なメーカーですよね。
リア周りは程よく纏まってます。
しかし、ロスマンズ(風)カラーは本当にかっこいい! 実況中継でレーシングカーデザイナーの由良さんが大喜びしてましたっけね、当時は音声通話をしながら知り合い達とル・マンの中継を観てましたが、みんな大喜び。
過去に活躍したレーシングカーを復活させてくれるのはいい事だ・・・。
ただし!スワンネックはあまり似合ってないなぁ・・・どちらかと言うとポルシェ 911 GT3 Rのような通常のステータイプが好きです、高さや大きさはドが付くほどツボなのですがね(笑)
そしてポルシェのグラマラスなボディに相反する凶悪な形をしたリアディフューザー。
ポルシェ 911 RSRはこれを装着するが為にミッドシップになったと言っても過言ではありませんでしたね、とにかくゴツい、大きい、鋭利。
それも含めてこのマシンの大きな魅力ですよね。
上から見ればカラーリングはもはやポルシェ 956や962と瓜二つと言っても過言じゃないですね、ポルシェはハチマキがいつも太めなのでそこはとってもグッドです。
そういえば911RSRは給油口が片側に寄ってるので911 GT3 Rのようにボンネットに飛び乗って給油するって場面は無かったですね、そのあたりも考慮した設計なのかな?
2017年WECにデビューした新型のポルシェ 911 RSRはこれまで貫き通してきたRRという駆動方式から脱却し、MR方式を採用し17年シーズンは完全に新体制での挑戦となった。
しかしBoPバランスや熟成の遅れなどから苦戦する場面もまた多く、表彰台はあるものの勝利というものは無かったのでした、しかしシーズン通して見れば表彰台の常連ではあり尚且つ完走率はどんどん上がっており、マシンの信頼性は向上していました。
2018年もポルシェは同じ911 RSRを改良して投入、外見的にはエキゾーストの位置ぐらいしか分からないもののスーパーシーズンの開幕戦となったスパ6時間でGTEクラスの2位を獲得、そして大一番のル・マンではポルシェ70周年という事もあってフル参戦中の91、92号車に加えて北米方面で活躍する911 RSRを93、94号車として合流し4台という必勝体制を敷いてル・マンウィークを迎えたのでした。
ル・マンでは予選から速さを見せ、91号車はGTEクラスのポールポジションを獲得、更に92号車がそれに続きポルシェが先頭を独占、決勝が幕開けすると91号車は92号車と共に順調に走行しラップを重ね、時折フォーメーションを組む様にランデブーしていたりとバトルこそあったものの危なげ無くポルシェの2台はチェッカーを受け完走、最終的には92号車が前に出ていたので91号車は2位となりポルシェは70周年というメモリアルを1-2フィニッシュという最高の形で飾るのでした。
トヨタ 94C-V #4 1994 ル・マン
こんにちは、こっくりです。
昨日は1日だけおやすみしちゃいました(笑)
理由?
・・・・特にないよ! サボリってやつです、ハイ(笑)
そういえばブログのカウンターがいつのまにか200を超えていました、早いな〜嬉しいな〜・・・もっとより一層楽しんで貰う為に文章力もっと身につけないとな、あと知識。
さてさて、では今日も楽しく紹介TIME!
こちらは前回紹介した94C-Vと同じくスパークよりリリースされたトラストの94C-Vです、1号車のデンソーと共にグループCマシン最後のル・マンとなった1994年度大会に参戦しました。
一目でマシンの違いが分かるでしょうか?
そう、この4号車は名前こそ94C-Vと同じですが1号車とは仕様の差異が結構あります、再現度とかの問題もあるかもだけど・・・?
フロントの大きな特徴としてはまずカナードが違いますね、トラストのカナードはデンソーに比べてすごく小さく角が立った鋭利なデザインをしています、更にはフロントフェンダーにルーバーが設けられています。
ハイダウンフォースを意識した? それとも逆でローダウンフォース?
ルーバーが付いてたり空力を意識したパーツが増えてるとそのあたりを勘繰ってしまう(笑)
マシンサイドが赤一色にペイントされていて、ホイールの存在感がステキな側面。
NISSOの文字がでかでかと貼られているのも良いですね、ちなみに日綜産業は建設用の仮設機材、仮設足場等の設計・製造・販売・レンタルを行っている企業です。
10年近く前は私もお世話になっておりました(笑)
フロントのカナードは横から見ると色も相まってあるのかないのかわからないレベル、未熟な知識量故に正確に捉え伝えるのは難しいのですが・・・。
ミニカーコレクターとしてはこのような差分があるのは比べて楽しめるので嬉しいポイントですね!
写真はリアの方へ。
リアセクションもデザインがだいぶ違いますね、1号車の方はすらっと伸びていたリアフェンダーが4号車の方だとお尻が跳ね上がっています。
ちょっと見にくいけどリアディフューザーがにょきっと飛び出ている事から、リアセクションが4号車のが短いのがわかりますね、ディフューザーが長いのかな?って思って1号車と比べたら同じ長さでした。
4号車のはリアウイングがフェンダーに接触するんじゃないかと思うぐらいローマウント、翼端板のデザインからして別物になってますね、私的にはこちらのデザインのが好きかな、高さは1号車ぐらい欲しかったところ(笑)
ショートテールとも言うべきかリアセクションのデザインは1号車の物に比べてもはや別物ですね、整ったリア周りの1号車と比べると突き出たリアディフューザーがゴツくてかなり攻撃的な印象があります。
今の時代のプロトタイプカーは複雑な造形でこそあるもののこういった突き出たパーツとかそういう特徴のある部分が薄れてきているので新鮮味を感じますね、定規引いて作ってた頃とPC作業で作ってた頃でマシンの作り方自体が変わってきてんだからそういう面もあるか。
コックピット周りも結構違いが。
まずはアンテナの配置がだいぶ違いますね、1号車がフェンダーの近くにあったのに対して4号車はルーフ上に配置されています、こっちのがそれらしくて良いなぁ〜。
・・・というかアンテナの配置までもが違うと配線も違うだろうしこれもはや別のマシンでは無いのでは・・・?
サイドのウインドウも1号車とはデザインが違いますね。
4号車のは三角や楕円形で肉抜きされています、こういうのは古いレーシングカーらしくてなんかカッコイイなぁ!
上から見るとルーバーがあったりカナードがちっちゃかったりリアウイングのデザインが違ったり....etc.....
91C-Vをベースとした別のマシンに見えますね、みんなはデンソーとトラストどっちがお好み?
私は・・・・どっちも好き好ぎて聞いといてなんだけど決め難い・・・!!
1994年、伝統のル・マン24時間レースにおけるグループCマシンの活躍は終わりを迎えその最後の年を走ったのが日本のトヨタ 94C-Vでした。
トヨタのターボカーを表すC-Vの名が付き番号も最も大きい94C-Vと名前が与えられているものの完全な新車では無く、前年のル・マンでクラス優勝した93C-Vをベースに新設されたLMPの規定に仕様変更されたものであり、元を辿れば1991年にJSPCで活躍した91C-Vとほぼ同じであり、新たなレギュレーションに対応するためにフルフラットボトム化され、リアウイングも小型となり前年の93C-Vに比べ外観はまるで新車のような雰囲気を持つようになりました。
エンジンも同じR36Vツインターボではあるもののリストリクターによってパワーは約550馬力ほどに、ストレートでは直接のライバルとなったポルシェ勢に劣るものの94C-Vはコーナーリング性能で勝っていました。
レース開始直後は、各上位マシンがトップグループを形成しまさにごちゃごちゃとした戦いとなっていたものの、時間が経つにつれてレースは2台の94C-Vと2台のダウアー 962の戦いへと変化していき、長い戦いの末夜間走行に差し掛かったところで4号車のトラストはミッショントラブルにより戦線離脱、レースに復帰し完走はするものの総合は4位でレースを終えました。
そういえば前回の記事で書き忘れていましたけど、1994年のル・マンを戦い終えた94C-Vは一度日本に帰国し、同年の鈴鹿1000kmに参戦しています。
結果はアレでしたが・・・その仕様も作っちゃくれまいかスパークさん?
トヨタ 94C-V #1 1994 ル・マン
こんばんは、こっくりです。
2020年も早いこともう5月、未だに国内でレースが一回も行われてないのが寂しくてしょうがない・・・梅雨も近くなるしなんか辛いな〜(笑)
そういえば、1日はモタスポ界ではアイルトン・セナやローランド・ラッツェンバーガーの命日として知られていますね、ツイッターのTLでは関連したツイートが多く投稿されていましたね。
そんなわけで今回はこのマシンで!
こちらはスパークよりリリースされたトヨタ 94C-Vです、番号のとおり1994年のル・マンを駆け抜けた本当の意味で最後のグループCマシンですね、こちらは銀箱時代のちょっとばかし古いモデルです。
今日の紹介にこのマシンを選んだ理由は後で・・・!
ベースが91年に活躍した91C-Vだから顔つきは一緒ですね、幅広で大きなカナードがとても印象的。
地面に着いてしまうレベルで車高が低いので全体的に引き締まった仕上がりになっていますね、実際の写真ではここまでは低くは無かったかな?(笑)
でもカッコイイね、カッコイイってのは正義!
このヘッドライトを跨いでマウントされているカナードはいかにもグループCって感じで素敵ですね、国内戦ではポルシェ962とかが凄いデカいカナード付けたりしてましたよね(笑)
そういや、この94C-Vはモデル化が少ない・・・思いつく限りだとAltaya(ixo)、スパーク、イグニッションぐらいでしょうか。
いろいろ見比べたけど個人的にはスパークの94C-Vが好きかなー。
側面から。
サイドポンツーンにこれでもかとギッシリ貼られたスポンサーステッカーが良いですね、ライトを照り返す銀色のリムが素晴らしい・・・そういえば最近は空力の特性を考えフラットなホイールが多いけど当時はそういうの考えたりしてたのかな?
私の好きポイントの1つ。
ヘッドライトの真横にドカッとカナードが付いてるのがわかりますね?
どうよ、めちゃかっこよくない??
以前も紹介したTS010に負けじと94C-Vも欲張りすぎず綺麗なボディラインを持っていますよね、リアフェンダーのなめらかさがとてもグラマラス。
今では見られない深リムホイールがなんともcool!
これ・・・テールランプとかあるの?ってなるリア周り。
リアウイングは低めの幅広でステーも肉抜きされてないマッシヴでシンプルな構造、その変わりにリアディフューザーが凄く鋭利なデザインをしています、ライバルとなるポルシェ 962 ダウアーに対しストレートの伸びでは負けていたもののコーナーでは圧倒的に速かったそうな。
リアディフューザーに付いてる赤い横線がテールランプなのかな?
しかし、プロトタイプカーに渡り合うGTマシンってのもインチキ臭い話ですね(笑)
そういうアクセントも楽しい94年ル・マンではあるのですがね!
上から見るとカナードのおかげで車体が四角に見えますね、実際はヘッドライトのラインが本来のボディライン、フロントカウルに設けられたエラ状のダクトは91C-Vより引き継いでいるものですね。
相変わらずトヨタ車にはデンソーカラーがお似合いだ、白地にヘッドライトから伸びる赤いラインが清潔感のあるカラーリングながら引き締まっててかっこいい、人気なカラーリングだよね。
こちらは1994年ル・マンの車検証、前年まではカテゴリー1/2で分類されていましたがグループCが終わりを迎え、1994年よりGTマシン等も数多く参戦し始めた為新たにLMP1クラスが設定されましたね。
LMP1には94C-Vの他にもクラージュやクレーマーポルシェが参戦。
世界中で争いを繰り広げ世界のファンを熱狂させたグループCはトヨタとプジョーの両ワークスと共に去り、1994年のル・マンからはプライベートチームによる戦いが主流となりました。
これまで長らくグループCに参戦してきたサードはプライベーターチームが主流となった今、頂点を立つならば今が好機であると見定め91C-VをLMP規格に仕様を変えた94C-Vを投入、同じくトラストからも94C-Vが投入され2台のトヨタは再びル・マンの地に送り込まれました、相対するポルシェはグループCの時代を作り上げた962を改良したGTマシン、ポルシェ 962 ダウアーを投入し耐久レースのマシンとしては少々有利な点が多いクラスでもってトヨタの進撃に待ったをかけるのでした。
しかし、サードは93年のル・マンにおいてワークス勢に迫る総合5位で完走を遂げており1994年度の大会では優勝候補として注目を浴びていました、立ちはだかるダウアーはプライベートチームとは名乗るもののスタッフの多くはこれまでポルシェのワークスチームで活躍していた面々やヨーストのスタッフが揃っており、実質的な隠れワークスとなっていました。
スタートを切ると、ポールポジションを獲得したクラージュが頭を引っ張る形でLMP1・LMP2・GT1・IMSA GTSのクラスが混戦状態でトップグループを形成、しかし時が経てば2台の94C-Vと2台の962 ダウアーでのバトルとなりポルシェとトヨタ勢の直接対決となり、夜間走行中にトラストが投入した4号車にトラブルが発生、戦列から脱落してしまいます。
その一方、サードの1号車は快調にラップを重ねレースも残すところあと1時間に、ワークスの成し遂げられなかったル・マン総合優勝の夢が見え始めたところで94C-Vは突然失速、ミッショントラブルによりピットロード出口でマシンが停止してしまいます。
ドライブしていたジェフ・クロスノフはマシンから降り、マシン後端から腕を突っ込み手動でギアを入れ直し再びコースに戻っていきます、しかしミッションにトラブルを抱えたままのためペースは上がらず無事ピットには戻るものの修理には時間を要してしまいました、その間にダウアーの35・36号車が前に出て残りわずかというところでポルシェが1-2体制となりました。
サードは「今更3位では帰れない、こうならば意地でプッシュしポジションを上げるか精魂尽くしてリタイアとなるかだ」とドライバーにオーダーを飛ばし、サンマリノにおいて事故死してしまったローランド・ラッツェンバーガーに代わり起用されたエディ・アーバインは94C-Vをコースインさせ、ポルシェ追撃を開始します。
エディ・アーバインの走りはミッションに不調を抱えているものとは思えない快走でありファステストラップを連発しながらの猛追撃戦となりました、そしてポルシェの背後に張り付いたエディ・アーバインは最終ラップのフォードシケインにてGTマシンに引っかかったダウアーの35号車をパスし94C-Vは2位にて完走を遂げました。
この鬼神の如く猛追撃は「ローランドの魂が乗り移ったかのようだ」と言われ、最後の瞬間までドラマを魅せた94C-Vは世界で人気のある車種となったそうです、現在はサルト・サーキット近くの博物館にて余生を過ごしているんだとか。
ちなみに、94C-Vのルーフには事故死してしまったローランド・ラッツェンバーガーの名前が入っています、日本でもラッツェンさんとして親しまれたF1ドライバーはル・マンの地で共に戦ってくれていたんですね。
今日はアイルトン・セナの命日であると同時にラッツェンバーガーの命日でもあるのでどうしても、94C-Vを選ばなきゃならないなーって思っていました(笑)
いや・・・うちにアイルトン・セナの乗ったマシンが無いのよ!
トヨタ TS010 #36 テストカー 1993 菅生
こんばんは、こっくりです。
お暇生活も・・・何日目だっけ?忘れちゃいましたね(笑)
こんだけゆっくりできるとやりたくてもやれなかったこととか色々手出しできるからちょっと楽しいですね。
そうそう、昨日書きました新発売のスパークが届きましたぞぃ!
買ったのは、ライリーモータースポーツのAMG GT3とアルガルヴェ・プロのオレカ07とドゥケインエンジニアリングのオレカ07です。
ようやく2019年のル・マンモデルが始動し始めましたね、これから何がリリースされていくのか楽しみです(笑)
では、今日も本題に・・・。
本日は、hpiより発売されましたTS010のテストカーを紹介します。
こちらは1992年シーズンを終えて1993年に向けて菅生サーキットに持ち込みテストしていた時のモデルです、もう一目見てわかるよね、リアウイングが1枚なんですよ!
パッと見では外見の違いは1992年の物とそこまで大差は無い・・・様に見えるのですが。
わかりますか?
フロントフェンダーに設けられていたルーバーが無くなっていますね、1993年仕様はテストカーの段階でつるつるでスッキリしちゃってます(笑)
本当に微細な違いが散らばっている1993年型ですがちゃんと金型を作り分けてるところはさすがhpiといったところでしょうか、細かい特徴も捉えてくれているので年式違いの比べっこが楽しくなります。
リアウイングが1枚になってリアフェンダーより低くなったのでボディラインがなんだかのっぺりしたように見えますね、この変化は人を選びそうだがみんなはどうよ??
側面から、こちらは1992年型と比べて大きく違う点がありますね。
サイドポンツーンに少し大きい三角形のエアダクトが空けられ、リアタイヤの鼻先にエラ状のルーバーが設けられています、更に大きな違いと言えばリアタイヤを覆っていたスパッツが無くなっていますね。
何か・・・TS010から取れそうなもんみんな取ってみたって感じ?
スッキリしすぎて凄く新鮮味のあるマシンになっちゃってます(笑)
一番気になるのはここだよね、1段になったリアウイング!
リアが物の見事にぺったんこになっちゃってます(笑)
まぁ・・・あれほど存在感のあるものとっぱらったらそりゃこうなるわな〜・・・、93年型は空力性能の向上を目指して発展したらしいのでこの1段となったリアウイングもその一環なのでしょう、これはこれで面白いね!
更にはリアカウル上のエアダクトの位置や数も違いますね、1993年型のは細かなものが増設されています。
それに伴ってか、給油口の位置も違うようですね。
エンジンの出力を上げたりとか内面的にいろいろやっていたみたいなので給油口の変化もその一つなのだろうか。
上から見るとそこまで大きな違いは無いですよね、いつものスマートで格好良いTS010って感じがします、アングル一つ違うだけで雰囲気がガラッと変わるマシンも結構珍しく感じる。
1992年のSWCを戦い終えたTS010は来季、1993年シーズンに向けて準備が進められたが1992年をもってしてSWCが終了してしまった為、年一で開催されるル・マンに向けて照準が絞られることとなりました。
ジャン・トッド率いるプジョーを打倒する為、TS010は改良と度重なるテスト走行が行われ、空力性能の向上にも手が加えられ、外見上に大きく現れたのが1993年の菅生にて送り出された一枚羽のTS010だった、こちらはロードラッグ性を更に引き伸ばす目的で行われた改良ではあったものの実戦では従来通り、2枚羽のリアウイングが使用された。
さらに特徴の一つであったリアのスパッツが撤去され、内部の空力機構等の見直し、更なる軽量化によって30kg以上のダイエットに成功し、後ろ姿を追うばかりであったTS010は今度こそプジョー905を撃破すべく新たなル・マンに挑むのでした。
トヨタ TS010 #36 JSPC 1992 美祢
こんばんは、こっくりです。
お暇期間中は毎日更新頑張るぜ!・・・って事で早くもGarage Foxも作って5日目になりました。
そうそう、閲覧者数が100超えてました!いやはや、嬉しいねぇ〜・・・モチベ上がっちゃうね〜・・・!
世間はコロナのみならずDTMからアウディが撤退するらしく大騒ぎ、レースをやってないはずなのに事件が起こりまくってるのはなんだか不思議な感じです。
もうみんなLMDhやればええんや!(笑)
さて、今日の一台はこの子ですー。
こちらは今は無きhpiよりリリースされましたTS010の美祢仕様です、ちっちゃいヘッドライトにカナードが特徴的ですね。
ダイキャストモデルですが、造形はしっかりとエッジが効いててクオリティは流石hpiと言えましょう、しかも出回りも多くて絶版となった今でも入手は容易というコレクターとしては非常にありがたいモデルです、オススメだぜ!
そういえばこのブログでスパーク以外のミニカーが出てくるのは初めてか。
上でも書いたとおり、ちっちゃいヘッドライトとカナードによってこれまた特徴的な顔になったTS010、JSPCでは大きなカナードを付けて走るマシンが多かったよねーって感じでTS010も例に漏れず。
美祢戦の前に参戦した富士のデンソートヨタはカナード無かった気がするし、狭くてタイトな美祢に対応したハイダウンフォース仕様と言った所ですかね。
しかし、このめちゃくちゃかっこいいカナードはポロリしやすいみたいなので注意!
個体差によってはめ込みが甘いものがあったりするのでそういう時は一度外してから差し直すのもいいかもね。
側面は前回紹介したオートポリス仕様とほぼ変化は無し!
前の記事でも書いた気がするけどスパークの方はスマートでキリッとしてるのでミニカー映えする、こちらのhpiはかなりリアルな体型な気がするしクオリティがどっちが高いかって聞かれたら私的にはhpiの方が好きかな〜。
リア周りもよく出来てます、私的にクオリティは満足の一品なり。
しかしこのイケイケなリアウイングは未開封の状態からでも傾いてる事が多々あるので注意、手に取って選べるのであれば是非見ておきたい。
そんなのを差し置いてもめちゃくちゃかっこいいんですけどね!
ちなみにこちらはTS010がメインで活動した1992年仕様なのでフロントカウルのエアダクトの形状が前回の物と違います、みんなはどっちが好き?
カラーリングは僚機であるデンソートヨタのリバースカラーと言ったところでしょうか、紅白が逆さになってますね。
デンソーもそうですがESSOもトヨタによく似合うスポンサーですよね、皆もよく知ってのとおりガソリンスタンドの名前です、イースタン・ステーツ・スタンダード・オイルの略。
1992年、世界はNAエンジンを搭載した新企画マシンでのバトルが主流となっていましたが国内戦のJSPCではまだまだターボカーが主流であり、トヨタとニッサンが激しく火花を散らしていました。
本年、ニッサンが投入したR92CPは圧倒的すぎる強さを誇りトヨタの92C-Vに対して優位に立ち数々のレースを席巻、トヨタ陣営・・・といっても全てプライベーターではあるが惜しいところまで行く活躍を見せたりはするものの勝利する事は叶っていませんでした。
シーズンも終盤に差し掛かる第5戦富士1000kmレースでは遂にSWCで活躍するTS010をタイヤからメカニックまで全て国内に持ち込みR92CPへの対抗馬として投入、途中プライベートマシンのクラッシュ等のアクシデントが起こる中、デンソーカラーのTS010は全車を周回遅れにする勢いで勝利を収め、トヨタ陣営に初勝利をもたらしニッサンの連勝に楔を打ち込む事に成功した。
次の第6戦美祢では新たに36号車のナンバーを与えられたTS010が1台追加され2台体制に、ESSOカラーのこのマシンは当時、トヨタのレギュラードライバーであったジェフ・リースとヤン・ラマースを迎え1992年シーズン最後のレースでニッサン勢に正面対決を挑み、雨に見舞われ難しいコンディションの中レース終盤にトップを走っていた1号車のR92CPを猛烈に追い上げ遂にオーバーテイク、そのままESSOトヨタはチェッカーまで走りきり、トヨタはシーズン2度目の勝利を獲得しました。